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奈良エリア

日帰りのコース
スポット紹介(2) 廃寺の悲哀を辿り、往時を偲ぶ

廃仏毀釈や天災、人災……。
何らかの理由によって、栄えていた寺が消えてなくなる。
そうした廃寺には悲哀と寂寥感が漂っています。
かつて隆盛を誇った大寺や、貴重な歴史を伝える遺跡をめぐり、往時を偲んでみませんか。

1

大神神社の神宮寺として栄えた

大御輪寺(大神神社若宮社) だいごりんじ(おおみわじんじゃわかみやしゃ)

明治の神仏分離まで、大神神社神宮寺の大御輪寺として、若宮(大直禰子)と十一面観音(現在は聖林寺に奉安)を併祀していました。

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DATA

  • 桜井市三輪1422
  • 0744-42-6633
  • 無料 ※宝物収蔵庫は有料(大人200円 高校生以下100円)
  • 令和2年9月7日より参道整備工事の為、二の鳥居前の駐車場はご利用できなくなります。
    駐車場はJR踏切より西側の参拝者無料駐車場をご利用ください。
    普通車450台(通常無料、正月特別期間 1月1日~1月5日は500円)
    バス駐車場有(要問い合わせ)
  • 最寄り駅からの交通
      JR 三輪駅より 徒歩約5分

バリアフリー情報:無し

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大化の改新談合の地

妙楽寺(談山神社) みょうらくじ(たんざんじんじゃ)

明治の神仏分離で、妙楽寺を廃し、談山神社だけが残りました。社号は中臣鎌足と中大兄皇子が大化の改新の談合をした「談い山」が由来。

十三重塔
十三重塔は木造のものとしては世界唯一現存するもの。境内は、寺が廃された後も寺院建築を使用しており、独特の雰囲気を醸し出しています。

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DATA

  • 桜井市多武峰319
  • 0744-49-0001
  • 受付時間:8:30~16:30(最終受付)
    最終拝観:17時まで
  • 個人
    大人(中学生以上)…600円
    小学生…300円
    小学生未満…無料

    団体割引
    [20~49名]

    大人(中学生以上)…550円
    小学生…250円

    [50名以上]
    大人(中学生以上)…500円
    小学生…250円

    ※修学・研修旅行…おひとり300円(幼・小・中・高校が対象です。人数による割引はありません)
    ※障害者手帳をお持ちの方は、ご本人様と連れ添いの方1名様まで半額となります。


    ※複数の割引を併せて使用することはできません。
    例:団体割引20名様(50円引き)+50円引きクーポン券=400円(100円引き)などは不可です。
    団体割引に該当し割引クーポンもお持ちの場合、どちらか1種の割引のみになります。
  • バス 2,000円、他は無料
  • 最寄り駅からの交通
       JR・近鉄 桜井駅
       談山神社行バス終点下車 徒歩3分

桜井駅南口発多武峯線はコミュニティバスが運行しています。
コミュニティバス時刻表・運賃表・路線図(桜井市ホームページ)

公共交通機関で向かわれる方は奈良交通までお問い合わせください。
奈良交通HP(運行状況)
・奈良交通お客様サービスセンター TEL0742-20-3100

【バリアフリー情報】
 スロープ:無
 多目的トイレ:正面入山受付の近く
 車椅子の貸出:無
 駐車場:障害者の方は社務所前へ駐車許可します。

  • 十三重塔

    十三重塔

3

かつては飛鳥の四大寺院の一つだった

史跡比曽寺跡(世尊寺) しせきひそでらあと(せそんじ)

587(用明天皇2)年、聖徳太子が建立と伝わる世尊寺。古くは吉野寺、比蘇寺などと呼ばれました。
寺域が国指定史跡に指定されています。

東西両塔跡
境内に礎石が残る東西両塔跡。東塔は聖徳太子が用明天皇のために、西塔は推古天皇が敏達天皇のために建てたといわれています。

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DATA

  • 吉野郡大淀町比曽762
  • 0746-32-5976
  • 09:00~17:00
     
  • 無し
  • 入山料:100円   本堂拝観料:300円(入山料は別途必要)
  • 有り(無料)
  • 最寄り駅からの交通
      近鉄六田駅・近鉄大和上市駅から 車で約10分
      または徒歩で約40分
  • 東西両塔跡

    東西両塔跡

4

百済大寺と推測されている

吉備池廃寺跡 きびいけはいじあと

舒明天皇の勅願によって建てられた百済大寺の跡と比定されています。近年の発掘調査で、飛鳥時代最大規模の基壇が見つかりました。

5

古代豪族巨勢氏の氏寺だった

巨勢寺跡 こせでらあと

『日本書紀』に寺名が見られます。発掘調査で講堂・回廊などが検出され、出土した瓦などから平安時代末には廃寺になったことが判明しました。

6

古代の建築様式を伝える貴重な資料

山田寺跡 やまだでらあと

641年に蘇我倉山田石川麻呂が建て始めた氏寺。発掘調査で特異な伽藍配置や、倒れた東回廊が埋もれた状態で残っていることがわかりました。

7

「関西の日光」と称される美観だった

内山永久寺跡 うちやまえいきゅうじあと

かつては、大和で東大寺、興福寺、法隆寺に次ぐほどの大寺院でした。江戸期に盛時を極め、明治期の廃仏毀釈の際に廃寺になりました。

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DATA

  • 天理市杣之内町
  • 0743-63-1001
  • 無し
  • 最寄り駅からの交通
       JR・近鉄 天理駅からバス「勾田」下車 徒歩25分

8

飛鳥時代に創建された寺院跡

尼寺廃寺跡 にんじはいじあと

発掘調査により、広大な寺院だったことが判明。また地下1.2mで、約3.8m四方に及ぶ日本最大級の地下式心礎が発見されています。

DATA

  • 香芝市尼寺2丁目88
  • 0745-77-1700
  • 学習館
    9時~16時30分
     
  • 月曜日
  • 入場無料

9

奈良時代もしくはそれ以前の巨大寺院跡であると考えられている

毛原廃寺跡 けはらはいじあと

現在は礎石と少々の瓦が残されているのみ。しかし、保存状態が良好な礎石により、往時の伽藍配置を窺い知ることができます。

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奈良時代の墓地を主体とする

興善寺遺跡 こうぜんじいせき

興善寺がある戒外町は、寺院に関連する字名が残っており、奈良時代の瓦が出土することから、集落一帯が寺域であったとされています。 .2mで、約3.8m四方に及ぶ日本最大級の地下式心礎が発見されています。

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